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2011年4月10日日曜日

シュタインズゲート ss : # 『シュタインズ・ゲート』仕様のXbox360本体がスゴイ

シュタインズゲート ss : # 『シュタインズ・ゲート』仕様のXbox360本体がスゴイ
そんな訳でSSの更新です~。
そんな訳でSSの更新です~。
でも、なのはじゃなくてeminが最近したゲームの中で最高に面白かったゲーム。
シュタインズゲートのSSです。もう、まじで面白かった。ぶっちゃけ購入後の土日はほとんどしてた気がします。
まあ、そんなわけでシュタインズゲートのSSです。ユーノ日記はもうしばしお待ち下さい。
それは、とてもとても優しい世界、誰も傷つかなくて、誰も悲しまない、そんな世界。
これは、そんな夢みたいな世界を描いたお話です。







「と、なんとかシリアスっぽく書いてみた訳ですが二行で終了です!」
「もう少し頑張るべきじゃね?これじゃ、いつも通りすぎじゃん」
「これが作者の限界」
「駄目すぎだろ、常考」
「まあ、それは諦めるとして。このお話のコメンテーターを務めさせて頂きます天王寺綯です!そして、スーパーハカーで橋田至ことダルさんです」
「ハカーじゃなくてハッカー。それと橋田至が本名だから。その紹介の仕方だとダルって言うのが本名みたいに聞こえるじゃん」
「それでは、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰なんとかさんを中心とした、とても優しくて残酷な世界をお楽しみ下さい!」
「ロリっ子に無視されるとか、まじで興奮するだろ、これ。というか、オカリンの決め名前くらいちゃんと覚えといてやれよ」
「あっはっはー。めんどいです。それとダルさんは真面目に一度死んだ方がいいです」
「ドSなロリっ子やばいです」
「・・・。最初からコメンテーターが一人になるかもしれませんね。それでは、どうぞ」




秋葉原。言わずとも知れたオタク達の聖地の一角に未来ガジェット研究所と呼ばれる、とある一人の男が作ったよく分からないサークルがあった。そこでは日々、狂気のマッドサイエンティスト岡部倫太郎じゃなかった鳳凰院凶真とスーパーハカーのダル、オカリンの人質を自称する椎名まゆりが、全く実用性のない意味不明なガジェットを開発していた(主に前者二人がだが)。

その最中、偶然と宇宙規模の奇跡が重なり合いタイムマシンを作り上げてしまうのだった。その後、弱冠十七歳にしてアメリカの大学を卒業し、有名な科学雑誌に論文が掲載された天才、牧瀬紅莉栖が未来ガジェット研究所のラボメンとして参加することによって、そのタイムマシンを改良していくオカリン。

しかし、それによって世界線は変動し、まゆりが死ななければならない世界を体験するオカリン。それを回避するために、鈴羽、フェイリス、ルカ子、萌郁達ラボメンの思いを犠牲にしてたどり着いた先は、紅莉栖かまゆりかという岡部にとって大事な女をとるか?それとも守りたい女をとるか?の二択であった。

二人共助けるという選択肢は有り得なかった、かならず、どちらかを切り捨てなければ助けられないという残酷な世界からの通告であった。そして、岡部が選んだのはまゆりだった。そして紅莉栖の犠牲の下まゆりは助かった。

その後、未来から第三次世界大戦を回避してくれと頼みに来た鈴羽と共に紅莉栖を助け、世界線の狭間の世界へたどり着いた世界で、紅莉栖と再会した岡部は・・・。

「まあ、ここまでさらに壮大な前語りをしておいて実際始まるお話は全く関係ありません!」
「エロゲかよ!もしくはジャンプの次週予告レベルの詐欺だろ」
「そういう訳で、ここからが本当の始まりです!内容はいつも通りですのでご安心を」
「安心?不安の間違いじゃね?」
「ダルの言うことは無視して、それではいってみよー!」


夏も終わって涼しくなってきたはずの日本の秋葉原のとあるビルの一室で、
「あつい・・・」と、一人の男がだれていた。
「おいおい、今は十月だぞ?世間では秋秋と言われているのにこの暑さはどういうことだ」
「それはねぇ~、きっと温暖化のせいだとまゆしぃは思うのです」
「なるほど、これが温暖化なのか」
「そんな訳あるか!」
「ぐぅうう、大声を出すなクリスティーナよ」
「だから私はクリスティーナでも助手でもないっていっておろうが!」
「クリスちゃん、その言葉好きだよね~」
「まゆり。これは別に好きで言ってる訳ではなくて、岡部がまともに私の名前を呼ばないから」
「仲良しさんなのは良いことなのです」
「べ、別に岡部と仲良しなんかじゃないわよ」
「え~?でもこの前ラボで二人でイチャイチャしてたよね?」
「・・・へ?な、な、な、なんぞ!?」
「あれ~?違ったの?二人でソファーに座りながら」
「あ、アレは違うの!誤解しないでね、まゆり!」
「ん~?でも、キスしてたよね?まゆしぃはかなりジェラートなのです」
「それを言うならジェラシーだぞ、まゆり」
「あ、そっか~。オカリンは賢いねえ~」
「当然だ。俺はマッドサイエンティストだからな」
「さすが私のオカリンなのです~」
「異議あり!」
「クリス弁護士、意見を聞こうではないか」
「はい、裁判長。岡部は私、牧瀬紅莉栖の所有物であって決してまゆりの所有物ではありません」
「そ、そうか」
「異議あり~」
「ま、まゆり検事の意見も聞こうか」
「さいばんちょう~。クリスちゃん弁護士の言ってることは真実ではありません。なぜなら、オカリンはまゆしぃの物だからです!」
「い、いや、あのだな」
「巫山戯ないでくれる?いくらまゆりでも私の岡部を自分の物扱いするなんて許せないわ」
「だからだ」
「む~、クリスちゃんこそ私のオカリンを自分の物扱いしないで欲しいと、まゆしぃは思うのです」
「おーい、二人とも聞いてくれるか?」
「「岡部(オカリン)は黙ってろ(て)!」」
「はい・・・」
「全く、まゆりは大人しそうなというか馬鹿っ子の振りをしてるけど、かなり狡猾よね」
「えへへ~、褒められると照れるのです」
「まゆりよ、それは褒め言葉ではないぞ」
「え?そうなの~?」
「これが演技なのが怖い所ね」
「む、クリスちゃん。私のイメージを悪くしないでよ~。清純派で売り出してるんだから」
「イメージ戦略なのか!?」
「トゥットゥル~♪」
「く・・・、それを言われるとなぜかみんな誤魔化されるのよね」
「なるほど、これがまゆりののうりょ」
「はいはい、厨二病、厨二病」
「全部言う前に切るな!」
「クリスちゃんはひどいね~。オカリン私だったらいくらでもオカリンに付き合ってあげるよ?だって、まゆしぃはオカリンの人質なのですから」
「何よ、人質、人質って。私は岡部のこ、恋人なのよ!」
「クリスちゃんは甘いのです。人質はということは、その犯人を自由に出来るのです!」
「どういうことだ?まゆり」
「だってね~、犯人さんは折角の人質さんに逃げられたら困るから四六時中目が離せないのです。それに機嫌を損ねて死なれたら困るので言うことを全部聞かないといけないのです!」
「いや、それはおかし」
「・・・、なっ、なんて理屈の通った・・・。まゆり怖い子」
「なぜ感心するのだ、紅莉栖よ」
「ふふ~ん。そういう訳で」
「でもね、まゆり。あなたは大きな勘違いをしているわ」
「ん~?何が~?」
「それは、私が岡部の助手ってことよ!」
「それがど~したの?」
「常に岡部の傍にいなければ助手は務まらない。そして、岡部の生活のあらゆる状況で手助けをしなければいけない」
「いやー、助手ってそこまで重い役職では」
「つまり、人質なんていう消極的な立場ではなく積極的に何をしても良い立場なのよ」
「何となく俺の人権が蹂躙されそうな気がするのだが」
「さあ、まゆり何か言い返せるかしら?」
「・・・。オカリンの好きな食べ物知ってる?」
「え・・・」
「うふふ、クリスちゃん知らないんでしょ?オカリンの助手さんなのにねえ」
“ブチッ”聞こえてはいけない音が紅莉栖から聞こえてきた。
「そうね、確かに岡部の好きな食べ物は知らない。でも、代わりに岡部の好きな体位は知ってるわ」
“ブチッ”まゆりからも聞こえてはいけない音が聞こえ、
「そのクリスちゃんの小さなお胸で何が出来るのかな~」
“ブチブチッ”
「この天然ブリッ子」
“ブチリ”
そろそろお互いに色々と限界だったようで、
「まゆり」
「クリスちゃん」
「いい加減にしてくれる?」
「それはこっちのセリフなのです」
「・・・」
「・・・」
無言のままにらみ合う二人に、
「・・・。逃げるが勝ちか?」と逃げ出す算段を考えていると、
「お、岡部さん」
「おお、ルカ子ではないか。どうしたんだここに来るなんて珍しいではないか」
「え、えと、その・・・迷惑でしたか?」
「何を言っているのだ、おまえは既にラボメンなのだ。遠慮せずに訪れるが良い。ただ」
「ただ?」
「タイミングを考え訪れるべきであったな。今は最悪の状態だ。なぜか紅莉栖とまゆりがキレてしまってな」
「そうですか・・・。それは好都合です」
「は?」
「岡部さん、僕と一緒に出かけませんか?」
「いや、しかしだなルカ子よ、あの状態の二人をそのままにしておく訳には」
「大丈夫です」
「だが」
「大丈夫です」
「その」
「大丈夫です」
「俺の意見」
「大丈夫です。むしろ好都合です」
「好都合?」
「あ、いえ、こちらの話です」
「?」
「そういわけでなので、岡部さん一緒に出かけましょう。いえ、出かけます」
「俺の意見は無視かルカ子よ」
「ですけど、このままここにいるよりは、心の平穏が得られるとおもいます」
「確かにそうだが」
「だから、岡部さん行きましょう。デートに」
「そうだなって、なぜデート!?」
「あ、いえ、その方がいいかなって」
「そ、そうか。ちなみに確認しておきたいのだが」
「はい?」
「デートと言ったのは言葉の綾だよな?」
「え・・・、その・・・、僕はべ、別に岡部さんだったら」
「よーしよし、落ち着けルカ子。おまえの性別は男だよな?」
「はい!」
「よろしい。そして俺も男だ、ここまではいいな?」
「はい」
「そして世間一般、世間の多くの人、いわゆる大多数の意見でだが」
「随分前置きが多いですね」
「作者はノーマルだが、そういう人達がいることは理解しているからな」
「世間は厳しいんですね」
「うむ。それでだ、世間一般では男と男がデートすることが珍しい事は分かるな?」
「な、なんとか」
「・・・。そこでだ、俺とおまえが出かけることをデートと呼ぶのは違和感を感じないか?」
「いえ、全く」
「なぜだ!」
「だって、僕岡部さんのこと」
「落ち着け!落ち着くんだルカ子!アッーーーー!は勘弁しろ」
「そ、そんなあ。岡部さんひどいです。あんなに激しく僕を求めてくれたのに」
「「ちょっと待ったーーーーー!」」
「いつ、どこで、誰が、あたなを求めたって?漆原さん」
「そうだよ、ルカ君~。オカリンが求めたのは私だけだよ」
「いーえ、岡部が求めたのは私だけよ。全く、天然(偽装)女と男の娘は黙ってて欲しいわ」
「まゆしぃはそんな世間を騒がせた産地偽装みたいなことはしてないのです」
「ぼ、僕だって、男だけど乙男(オトメ)なんです」
「いや、結局男って事には変わりないと思うぞ、ルカ子よ」
「そ、そんなあ。あの時岡部さんはそんなこと気にしないって」
「あの時って何よ、岡部?」
「俺に聞かれてもだな」
「あんなに格好良く決めてくれたじゃないですか」
「・・・。もしかして、あのカメコ達から助けた時のことか?」
「はい」
「ちょっと待て。あの時の発言がいまどうして?」
「え?あれは僕に対するぷろぽー」
「んなわけあるか!岡部のプロポーズは私の物だ!」
「まゆしぃのです!」
「ぼ、僕です!」
「誰か助けてくれ・・・」と、三つ巴で争いを続ける紅莉栖達を眺めつつ呟く岡部であった。
「いや~、苦労してるねー。岡部倫太郎」
「おお、バイト戦士ではないか」
「目が死んでるよ?」
「そうか?」
「何をどうしたら女の子三人から言い寄られるのか私にはさっぱりだよ。あれかな、お父さんが言ってたハーレムフラグ?とかいうのを立てたの?」
「なぜおまえがそんな言葉を知っているのか問い詰めたいが、そんな物を立てた覚えはない!」
「じゃあ、あの状況は何?」
「ぐ・・・。それは」
「それは?」
「分からん・・・」
「おやおや、世紀のマッドサイエンティストの鳳凰院凶真ともあろう人が分からないとはどうしたことですか?」
「一つだけ良いか、鈴羽よ」
「うん?」
「マッドサイエンティストだからといって、この状況を解明できるのか?」
「さあ?でも父さんは言ってたよ」
「何と?」
「ハーレムルートではそれぞれの女の子に対して平等に愛を配ることが大切だって」
「それは世間一般では駄目男と言わないか?」
「ん~、まあそうかな」
「俺にそんな男になれと?」
「現在進行形でそうじゃない?」
「ひ、否定は出来ないが、俺はそんな優柔不断な」
「男じゃないと?」
「も、もちろんだ」
「でもさー、岡部倫太郎ってあの巨乳の萌郁だっけ?それにメイドのフェイリスって子にも手を出してるよね?」
「ちょっと待て、何の話だ?」
「違った?」
「俺が、いつ、どこで、あいつらに手を出したと!?」
「でも、フェイリスは凶真来ないかニャって待ってたよ?」
「それは単純に店の売り上げの為だろうが!」
「いーや、あれは恋する乙女の目だった」
「何を根拠に」
「いやだって、私が店にいる間に二十回は聞かされたんだよ?」
「・・・。なぜおまえがメイクイーンに?」
「別に無理して話を逸らさなくてもいいのに」
「逸らしてなどいない!」
「まあ、いいけどさ。あと萌郁についても聞いておく?」
「一応・・・」
「萌郁がブラウン管工房の新しいアルバイトとして働いてるのは知ってる?」
「そうなのか?ということはバイト戦士は首か」
「違う!首になってないよ」
「そうなのか?しかし、あのブラウン管工房に二人もバイトを雇う余裕があるとは」
「んー、そこらへんは知らない。店長が良いって言ってるんだから気にしない気にしない」
「ミスターブラウンは裏の稼業でもしているのか?」
「さあ?そんなことよりも萌郁、萌郁」
「ああ、うん」
「萌郁だけどさ、バイトしてる間も十分に一回は携帯を見てため息をついてるんだよ」
「それはただ、FBからのメールが来てないからなのでは?」
「FB?誰それ?」
「あいつの心の支えのような人物だ」
「へぇ~、よく知ってるね。私初めて聞いたよ」
「まあ、あまり人に言ってないみたいだからな」
「なのに岡部倫太郎は知ってたと」
「なんだその目は」
「べっつに~。まあ、FBって人の事はおいといて、私は聞いた訳よ、“そんなに携帯見て誰からのメールを待ってるの?”って」
「それで?」
「答えは“岡部からメール待ってる”だってさ。いや~、モテる男は大変だね~」
「ちょっと待て!なぜ萌郁はそんなことを?」
「あれは恋する乙女の目だったね。あの奥手そうな萌郁相手に何をしたの?どうやって落としたの?」
「人聞きの悪いことを言うな!何もしてない」
「何もしてないって、そんな嘘を言わなくても」
「なぜ嘘と決めつける!」
「いや、あの萌郁がだよ?あのクールを通り越してコールドな女の萌郁がそわそわしながら携帯を十分おきに見てるんだよ?岡部倫太郎からのメールを待ちながらさ」
「う・・・」
「これで何もしてないって方が嘘じゃない?」
「だが、俺がしたことはせいぜいIBN5100を探すのを手伝ったくらいだぞ」
「その時何かしたんじゃないの?押し倒したとか」
「なぜそうなる!?」
「プレイボーイの岡部倫太郎ならそれくらいは当然なのかなって」
「異議しか無いぞ」
「そうそう、今日ここに来る前に萌郁に“そんなに待ち遠しいんだったらこっちからメール送っちゃえば”って言っておいたから」
「待て待て、バイト戦士よ。おまえは何を言ってるんだ?」
「いや~、上で面白い事になってるからさ、ねえ?」
「おまえは悪魔か!」
「失礼な。私は正義の戦士だよ」
「だったら、なぜ、今、この状況をさらに悪化させるようなことをするんだ?」
「面白そうだったから」
「それだけなのか!?」
「もっちろん」
「この悪魔・・・」
「あ、そうそう、フェイリスからも伝言を貰ってるよ」
「フェイリスから?」
「うん。“凶真が遊びに来てくれニャイからフェイリス寂しいニャン。今度遊びに行くニャン、待っててね愛しの凶真”だって」
「捏造だ!」
「嘘だと思うなら確かめてみれば?」
「い、いや、それはまた今度にでも」
「ふふ~ん」
「くっ・・・」
“ピロ~ン”
「岡部倫太郎メールだよ」
「あ、ああ」と、岡部は震える手で携帯を取りだし、
「なんて書いてるのかな~?見せてよ」
「拒否する」
「あっそ、でも私に敵うと思ってるの?」
「なに?」
「おりゃ!」
「き、きさまっ!?」
「お、萌郁からじゃん何々」
“やっほ~♪岡部君が中々メールくれないからこっちからしちゃいま~す♪”
「うわ・・・、萌郁のイメージ変わる。で続きはっと」
「だから、やめろと」
“ねえ?どうしてメールしてくれないの?前はあんなにしてくれたのに。寂しいです(T_T)”
「うわー・・・」
“ちょっと落ち込んでたら鈴羽ちゃんが、自分からメールすればいいんじゃないのって、私にアドバイスしてくれたんだ(^^)”
「う~ん、これは面白い」
「俺は全く面白くない」
“でね、用件なんだけど・・・。岡部君デートしない?キャー、言っちゃった、恥ずかしい(∩。∩;)”
「読んでるこっちが恥ずかしい」
“駄目かな?駄目でも無理矢理連れ出すけどね!それに私、岡部君の周りにいる子達よりも胸も大きいし!絶対お得だよ!”
“ビシッ”と、岡部の携帯に亀裂が走った。
「ふ~ん」
「うふふ」
「あ、牧瀬紅莉栖に椎名まゆりどうしたの?」
「「あの牛乳女・・・」」
「「岡部(オカリン)は胸が大きい方がいいの?」」
「牧瀬紅莉栖は分かるとしても椎名まゆりが詰め寄る必要はないんじゃないかな?十分大きいんだし」
「たった3cm、されど3cmなのです」
「ちょっと、私は分かるってどういう意味よ!」
「そりゃ~だってねえ」と、チラリと胸を見て、
「いや、小さくはないと思うよ。うん」
「・・・」
「そうだよ~、クリスちゃんのお胸も小さくないよ?可愛いよ」
「・・・。岡部?」
「な、なんだ紅莉栖よ」
「岡部は大きい方が好きなの?」
「いや、それは」
「どうなの?」
「俺はどっt」
「大きくても小さくても良い、なんて優等生的回答はいらないわよ。0か1、Yes or No、はいかいいえで答えてね」
「・・・」
「答えて岡部」
「ここは三十六計逃げるに如かず!」
岡部は逃げ出した!!
だが、しかし回り込まれてしまった!
「ふっふっふ~、この私から逃げられると思ったか!」
「なぜ邪魔をするのだ、阿万音よ」
「それは」
「それは?」
「その方が面白いからだ!」
「最悪だ!」
「お~か~べ~」
「ひっぃい」
「オ~カ~リ~ン」
「ま、待て、落ち着け二人とも!」
「私は落ち着いてるわよ?岡部の答えが間違ってなければね?」
「まゆしぃもです~」
「うぐぐ」
「さあ、岡部答えて!」
「オカリン!」
ぐいぐい詰め寄ってくる二人に後ずさる岡部だが、後ろは悲しい事に壁であった。
「さあ、もう逃げ道はないわよ」
「答えて貰うのです!」
「頑張れ~、岡部倫太郎」
「他人事だと思って」
「だって他人事だし」
「岡部」
「オカリン」
「まあ、まあ、落ち着け二人とも。女の価値というのは何も胸の大きさだけで決まる訳では」
「そんな建前はいらない」
「オカリンだって胸好きでしょ?」
「いや~、それはだなあ」
「「答えろ(て)、岡部(オカリン)!」」
「お助け!!」と、目を閉じた岡部の耳に、
「オカリン?オカリーン」と、遠くからまゆりの呼び声が聞こえ目を開けてみると、
「まゆり?」
「どうしたのオカリン?随分うなされてたけど」
「うなされていた?俺は寝ていたのか?」
「そうなのです、まゆしぃが来た時からソファで寝てたのです」
「夢か・・・」
「でも、オカリン、どんな夢を見ていたのかまゆしぃは気になるのです」
「なぜだ?」
「だってオカリン、落ち着け!とか話せば分かる!とかよく分かんないこと叫んでたよ?」
「ああ、まあ、その色々あったんだ」
「あと紅莉栖って誰?」
「な、何のことだ?」
「だってオカリン、紅莉栖!って叫んでたよ?他にも阿万音とか誰のことなのかまゆしぃは気になるのです」
「ラボメンだ」
「え?でもラボメンはまゆしぃとダル君だけだよ?」
「別の世界線での話さ」
「???まゆしぃには分からないのです。でも新しいラボメンの人には会ってみたいのです」
「もう会うことの出来ないラボメンだ。ずっとな」
「ええ~、どうして?」
「俺がそれを選んだからだ」
「オカリンが?」
「そう、まゆりをいや俺が切り捨てたんだ」
「んん~?オカリン何か隠してる?」
「隠しているのかもしれないな」
「オカリン」
「大丈夫だまゆり、おまえが心配することは何もない」
「まゆしぃはね重しになりたくないのです。だから」
「まゆりは関係ない。これは俺の決断だ」
「オカリン~」
「そんな顔をするな。俺は平気だ」
「でも・・・」
「さてと、そろそろレンジとIBN5100を捨てるとするか」
「捨てちゃうの?」
「ああ」
「いいの?せっかくDメールとか」
「いいんだ。本来こんな物はない方が良かったんだ」
「?オカリンが良いならいいけど、これからまゆしぃはどうやってじゅーしーからあげ君を温めればいいの?」
「また拾ってきてやるさ、電子レンジくらい」
「それまでまゆしぃはどうすればいいのですか?」
「別の物を食べればいいだろ。おでん缶でもらーめん缶でも」
「はふ~。またジューシーからあげ君としばしのお別れなのです」
「そんなに落ち込むな、すぐ見つかるさ」
「じゅーしー・・・」
「ダルー、分解するのを手伝ってくれ」
「え、まじで?」
「まじだ」
「もったいない・・・」
「いいからするんだ」
Windows版「シュタインズ・ゲート(STEINS;GATE)」PV



Xbox 360版が大ヒットした想定科学ADV「STEINS;GATE」が、Windows版となってついに登場!《2010年8月26日(木)発売予定》
■http://steinsgate.jp/

シュタインズゲートの聖地巡礼スライドショー

 
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